さる11月21日午前6時55分ごろ、京都府宇治市の京滋バイパス上り線の宇治トンネル内で、渋滞のために停止していた軽乗用車に、後続のトラックが追突し、前方の乗用車など5台が絡む多重事故がありました。
事故現場は、トンネル入口から約 200m入ったところで、3連休の初日で交通量が多く、トンネル内で渋滞が発生していました。
トンネル内は渋滞が発生しやすく、その最後尾の車両に後続の車両が追突する事故がよく起こるのですが、そのほとんどはトンネル内の視界の悪さに原因があります。
とくに、今回の事故現場のように入口から 200mという地点は、明るい外部から暗いトンネル内に入ってからあまり距離がありませんので、ドライバーの目がトンネル内の暗さに慣れていないために、渋滞に気づくの遅れて追突したのではないかと思います。
明るい所から暗いトンネル内に入ると、視界が回復するまではしばらく時間がかかりますので、入り口手前でスピードを落とし、前車との車間距離をとっておく必要があります。
と同時に、トンネルに入る前に道路情報板などに出ている渋滞情報を見逃さないことです。そうすれば、渋滞に対する心構えができ、早めに気づくことができると思います。
(シンク出版株式会社 2020.11.27更新)
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