さる11月19日午後3時ごろ、広島市の都市高速道路の出口ゲートを出たところで、信号待ちのために停止していた乗用車に後続の乗用車が追突し、5台が関係する事故がありました。
高速道路の出口ゲートから一般道路に続く道路は下り坂で左カーブになっており、追突した乗用車のドライバーは渋滞に気づくのが遅れたのではないかと思います。
高速道路を降りてから、一般道路に続く道路はたいてい下り坂になっており、スピードが出やすくなっています。
加えて、高速道路を長時間走行していると、スピード感覚が麻痺していることが多く、本人がさほどスピードを出していないつもりでいても、結構スピードが出ていることがあります。
それでも、高速道路を降りてから一般道路に出るまでの距離がある場合には、スピード感覚も戻ってきます。
しかし、この事例のように都市高速の場合には、一般道路に出るまでの距離がわずかしかない所が多く、信号待ちの車列が出口ゲート付近まで延びていることがあります。
都市高速道路の出口を出るときには、渋滞車列がすぐ近くまで延びていることがあるということを頭に入れて、十分にスピードを落としておくようにしてください。
(シンク出版株式会社 2020.12.1更新)
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