渡った先にスペースがないときは踏切に入らない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

渡った先にスペースがないときは踏切に入らない

 さる11月27日午前8時15分ごろ、徳島市のJR線の踏切内で停止していた乗用車に特急列車が衝突し、車を運転していた女性と後部座席に乗っていた子どもが軽傷を負う事故がありました。

 

 警察によりますと、女性の車は踏切を渡ろうとしたところ狭い踏切先の道路に対向車がきていて、周辺道路が渋滞していた影響でバックもできずに踏切内で立ち往生し、遮断機が下りてきたということです。

 

 それを見た目撃者が非常ボタンを押し、列車の運転士が約100m手前でブレーキをかけましたが間に合いませんでした。

 

 状況から考えると、踏切を渡る手前から道路が渋滞気味だったと思いますが、乗用車を運転していた女性は、渋滞車はすぐに進み出して踏切内には停止することはなく電車が来る前には踏切を渡れるだろう、あるいは踏切の向こうに対向車は来ないだろうと、自分勝手な判断をして踏切内に進入したのだと思います。

 

 踏切内に立ち往生して列車と衝突する事故を見ると、前方にスペースのない踏切に進入して動けなくなる事例が少なくありません。

 

 渋滞している道路では、少しでも先に進みたいという意識から、無理に踏切に進入しがちですが、渡った先に自分の車が入れるスペースがないのに踏切内に入るのは絶対にやめてください。

 

(シンク出版株式会社 2020.12.8更新)

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