さる11月29日午前9時すぎ、熊本県阿蘇市の通称「やまなみハイウェイ」を走行していたスポーツカーが、反対車線を走行していた乗用車と正面衝突し、2人が死亡1人が重傷を負う事故がありました。
事故の現場は、片側1車線のゆるやかな右カーブで、警察ではスポーツカーがセンターラインをはみ出して、対向してきた乗用車と衝突したものと見ています。
カーブを走行するときには、右カーブ、左カーブの見え方の違いによって運転行動に差がでることがあり、それが事故に結びつく要素になることがあります。
たとえば、左カーブの場合は自分が走行している車線が広く見え、対向車線の方が狭く見えますので、対向車線にはみ出すことがあまりありません。
しかし、右カーブの場合は自分が走行している車線よりも、対向車線の方が広く見えますので、無意識のうちにセンターラインの方に寄ってしまいがちになります。
この傾向はスピードを出すほど強くなりますので、往々にしてセンターラインをはみ出してしまい、対向車と衝突することになります。
右カーブを走行するときには、スピードを落として対向車線へのはみ出さないように注意してください。
(シンク出版株式会社 2020.12.10更新)
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