12月から1月にかけては1年のうちでいちばん日の出の時間が遅くなりますので、視界が悪い早朝に車を運転する人は、歩行者などの横断に注意する必要があります。
さる12月1日午前6時20分頃、岡山市北区の道路を走行していた大型トラックが、道路を横断していた高齢歩行者をはねて死亡させる事故がありました。
事故の現場は、見通しのよい直線道路で、横断歩道や信号機はなかったということです。
トラックの運転者は、前をよく見ていなかったと供述していますが、歩道には植木が植えてあり、事故当時あたりは暗かったということで、横断してくる歩行者などがいるとは思っていなかったのではないかと思います。
今の時期は寒いので、防寒具を着て散歩している人が多いのですが、ほとんどの人が黒っぽい服装をしています。そのため、夜明け前の薄暗い時間帯では歩行者の服装が道路の色と一体化していて、横断してくる歩行者を見落としがちになります。
早朝の薄暗い時間帯に運転するときには、横断しそうにない場所でも歩行者に十分に注意して運転してください。
(シンク出版株式会社 2020.12.11更新)
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