これから本格的な冬を迎えますが、路面が凍結してスリップしやすくなるため、早朝などに車を運転するときには十分に注意する必要があります。
さる12月7日午前6時40分ごろ、北海道苫小牧市の道央自動車道を走行していた1台の車が逆向きになり、これを避けようとした車が道路脇ののり面に乗り上げるなど、9台の車が次々と事故に巻き込まれました。
苫小牧市では、事故が起きた早朝の気温が0度前後で、路面はブラックアイスバーンの状態だったということで、スリップが事故の原因とみられています。
ブラックアイスバーンは、その名前のとおり黒く光った路面ですが、見た目では雨などで濡れた路面と区別がつかないので、思わぬスリップ事故に結びつきやすくなります。
寒冷地を走行しているときに、黒く濡れた路面が出てきたらブラックアイスバーンかもしれないと思って、スピードを落として慎重に運転しましょう。
とくに、夜間や早朝に、橋の上などの高架部分や日陰になっている部分、トンネル出入口付近を走行するときには、細心の注意を払ってください。
(シンク出版株式会社 2020.12.15更新)
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