さる1月14日、京都府警は昨年末に京都市で行われた全国高校駅伝競走大会で、交通規制をしていた警察官の制止を振り切って自動車でコースを横切ったとして、運転していた男性を道路交通法違反(警察官現場指示違反)容疑で書類送検しました。
男性は、妻と一緒に買い物に出かけて帰宅途中で、「早く帰宅したかったが警察に止められてイライラしていた」と話しています。
警察官がマラソン大会などのイベント会場で交通規制をしていることがありますが、その指示を無視すると非常に危険な状況を作ることになります。
今回の事例では、選手にケガはありませんでしたが、車との接触を避けるために身をかわす事態となっており、少なからず競技に影響を与えたと思います。
道路を使ってイベントなどが催される場合には、あらかじめ通行できない場所や時間が広報されています。まず、そういう情報を事前に収集しておくことが大事です。
そのうえで、現場付近に行かないか、時間をずらして行くかの選択をする必要があります。
万一、そういう情報を知らずに現場に行ったのなら、現場の警察官等の指示に従うようにしてください。
(シンク出版株式会社 2021.1.22更新)
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