発炎筒は子どもが触れない所に

 さる1月19日午後5時半ごろ、福岡県遠賀町のドラックストア駐車場で乗用車が燃える火事がありました。

 

 燃えた乗用車は、33歳の母親が子ども4人を連れて買い物に来ていたということで、車内に残っていた4歳の次男が発炎筒を扱ううちに、車に火が燃え移ったということです。

 出火後に次男が母親を呼びに行って、母親が子どもを救い出したということで、幸い火事によいるケガ人はいませんでした。

 

 これまで、車内で子どもがライターで火をつけたという事例は聞いたことがありますが、発炎筒で火をつけたという事例は聞いたことがありません。

 

 ご存じのように、発炎筒はライターのように簡単に火がつくようなものではありません。

 キャップを外してその蓋にある擦り部分にこすって火をつけなければなりませんので、母親はまさか4歳の子どもが火をつけるとは思わなかったのではないでしょうか?

 

 いずれにしても、これからは子どもが発炎筒を触るということを頭に入れておく必要があります。

 小さな子どもがいる家庭では、発炎筒を子どもが触れない場所に入れておくか、最近はLED式の発炎筒もありますので、そちらに替えておくことをおすすめします。

(シンク出版株式会社 2021.1.29更新)

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