今年に入って、各地の警察から「二輪車事故が多発している」と警鐘が鳴らされています。
神奈川県の相模原警察署によると今年1月に3件の死亡事故が発生し、そのうち2件が二輪車事故でした。同署管内の死亡事故は2020年は5件、2019年は1件で、昨年の5件のうち4件は11月以降の発生ですので最近急増傾向にあります。二輪車事故は傷害事故でも増加傾向だそうです。
同署では、緊急事態宣言の影響で公共交通機関を利用する人が減少し、運転に慣れていない人が自家用車や二輪車・原付バイクを使う機会が増えた可能性があると分析しています。
また、大阪府警察本部の調査では、今年に入って大阪府下で13件の交通死亡事故が発生し、そのうち6件(46%)が二輪車事故だということです。
交差点などで右折する乗用車が直進二輪車と事故を起こすケースが目立ち、二輪車の運転では四輪車間のすり抜け等、危険な行動で事故を誘発する例がみられるそうです。
最近になって慣れないマイカー通勤や二輪車通勤を始めた方はいないでしょうか?とくに交差点での右左折時や進路変更時には十分に安全確認を行うよう心がけ、二輪車事故を防いでください。
(シンク出版株式会社 2020.2.4更新)