さる1月29日午前6時40分ごろ、佐賀県鹿島市の国道のバイパス道路を横断していた高齢者が走行してきた軽自動車にはねられて死亡する事故ありました。
事故の現場は、見通しのよい片側2車線の直線道路で、横断歩道はなかったということです。
現場からは、軽自動車のフロントガラスの一部が割れて落ちているのが見つかっていることから、かなりのスピードで歩行者に衝突したのではないかと思われます。
横断歩行者に気づかない背景には、運転者の油断があると思います。片側2車線のバイパスの直線道路で、早朝という時間帯を考えれば、まさか横断歩行者が渡っているとは考えていなかったのではないでしょうか?
さらに、事故が起きた時間帯は日の出前の薄暗い時刻ですので、冬服の黒っぽい服装をしている歩行者は路面に溶け込んで見にくくなっており、こうした要因が重なって横断してくる歩行者を見落としたのかもしれません。
最近、歩行者が横断しそうにないような場所で跳ねられる事故が目につきます。片側2車線道路でも、横断歩行者がいるかもしれないと油断しないでください。
(シンク出版株式会社 2021.2.10更新)