皆さんの中には、休日等に実家の農作業などを手伝う方がおられるでしょう。中には兼業農家なので「手伝うどころか中心人物だ」という方もいるかも知れません。
農業用トラクターなどの農耕用小型特殊自動車はスピードも出ないので危険はないと油断して、シートベルト非着用で乗ってはいないでしょうか?
農耕車が関わった交通事故で、シートベルトを着用していなかった場合の死亡率は着用していた場合の8倍にもなることが農林水産省の調査で判明しました。
過去5年間に農耕車事故でシートベルトを着用した事故は93件あり、死亡者は3人、死亡率は3・2%でした。一方、シートベルト非着用の事故は604件で死亡者は148人、死亡率は24・5%に急上昇しています。
農耕車は速度が遅いことから追突される事故がもっとも多いのですが、死亡事故が顕著に多いのは路外逸脱のケースで、路外に転落した場合に身を守るシートベルトやヘルメット着用の重要さが浮き彫りになっています。
旧型の農耕車ではシートベルト装備のない車もありますが、車体に安全キャブ・フレーム等の装備を後付けする方法もあります。できるだけあなたもそして家族の方もシートベルト・ヘルメット等を着用するように徹底しましょう。
(シンク出版株式会社 2021.2.22更新)
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