最近の報道で、アルコール飲料を販売する大手メーカーが缶ビールなど飲料に含まれるアルコールの量をグラムで表示する取り組みを始めるというニュースがありました。
いまでも、アルコール飲料にはアルコール分がどれだけ含まれているかを示す度数が表示されていますので、飲んだ量と度数などからアルコール摂取量(グラム)を測定することができます。
摂取したアルコール量(グラム)がわかれば、体内でアルコールを消費する時間なども計算することができますので、翌朝運転する場合には、「何時には飲むのをやめよう」といった判断も可能なのですが、誰もそんな面倒なことはしていないと思います。
グラム表示があれば、自分が飲んだアルコールのグラム数がすぐにわかりますので、今どれくらい飲んでいるかを把握することができ、飲み過ぎ防止や適正な飲酒を心がけるきっかけになると思います。
ちなみに、適正な飲酒としては奨励されているのは、男性で1日20グラム、女性で10グラム、健康に悪影響を及ぼす多量飲酒は、男性60グラム、女性30グラムと言われています。アルコール20グラムというのは、ビール500ミリリットル缶1本ぐらいです。
すべてのアルコール飲料のグラム表示が実現すれば、それによってもたらすメリットは計り知れないものがあります。出来るだけ早く表示してほしいと思っています。
(シンク出版株式会社 2021.3.5更新)
本DVDは、アルコールが運転にどのような影響を与えるか、その危険性を再現ドラマを交え、CG、実験で明らかにしています。
とくに「酒気残り」が運転に与える影響に注目し、体内のアルコール残量とドライバー本人の酔いの感覚とに大きなズレがあることを検証し、注意を促します。
また、飲酒運転の罰則も解説していますので、「飲酒運転は犯罪であり絶対に許さない!」と飲酒運転根絶を強く訴える内容です。
指導:金光義弘(川崎医療福祉大学特任教授)