先日、大雨の中を運転する機会があった際に、路面から雨しぶきが上がり、前方の視界が悪い状況下でもヘッドライトを点灯していない車が多いことに驚きました。
昼間で、まったく見えないという状況ではなかったので、ヘッドライトの必要性を感じなかったのかもしれませんが、それでも水しぶきで周りの車が見えづらい状況であることには変わりませんでした。
雨天時など、周囲が暗くなってもヘッドライトを点灯しないで運転する人は、夜間のようにまったく周囲が見えない状況ではないし、点ける必要性を感じていないのかもしれません。
もちろん、ヘッドライトを点灯させるのは、前方の視界を確保することがいちばんの目的だと思いますが、ヘッドライトの役割はそれだけではなく、自車を目立たせる、他車から自車を見てもらう役割を持っていることを忘れてはなりません。
トンネル内を走行するときもヘッドライトを点灯しない車がいますし、薄暮時も同様ですが、周りの車はヘッドライトを点けているのに、点けていない車が1台でもいると、見落とされる可能性が高くなります。
雨天時など視界が悪いと感じたら、積極的にヘッドライトを点けるようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2021.3.10更新)
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