先日、静岡県湖西市で車を運転していた男性が心肺停止となった女性を救出したとして、湖西市消防本部から感謝状を贈呈されたというニュースがありました。
男性は、センターラインからはみ出して近づいてきた対向車とすれ違った際、運転席の女性が意識を失っているのを見て、すぐに車を止めて、歩くほどのスピードだった車に駆け寄ってドアを開けてブレーキを踏んで停止させました。
119番通報をすると、すぐに心臓マッサージをするように指示されたのですが、男性は救急救命の講習を受けていたことから、救急隊員が到着するまで必死にマッサージしました。女性は病院に搬送されて一命をとりとめただけでなく、早期に心臓マッサージを行ったことで、血液が脳に回って酸素が供給され、後遺症が残らずにすんだということでした。
車を運転していると、事故の現場に出会うこともあります。そのとき負傷者がいれば、救急車が来る前に救命救急措置をすることで、助からない命も助かることもあります。
救命救急措置をするといっても、講習を受けていないとできないと思いますので、受講機会があれば積極的に参加して、措置方法を身につけるようにしておきましょう。
(シンク出版株式会社 2021.3.19更新)
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