先日、三重県松阪市の女性職員が、飲酒運転の検問で酒気帯び運転で摘発され、停職3か月の懲戒処分を受けたというニュースがありました。
この女性は、昨年12月1日午後8時半ごろ、自宅で夕食の準備をしながら缶酎ハイ1本(350ミリリットル)を飲んでいましたが、約1時間半後に買い忘れに気づいてスーパーへ車で買い物に出掛けたところ、検問にあったものです。
女性が飲んだのはどれくらいの度数だったか分からないのですが、缶酎ハイのアルコール度数は、5%程度のものが多く発売されていますので、それくらいの度数のものを飲んでいたのかと思います。
これくらいのアルコール度数の缶酎ハイを1本飲んで約1時半もたっていると、おそらく本人としては酔っているという自覚はなかったのではないかと思います。
そのため、つい車を運転して買い忘れたものを買おうと出かけたのではないでしょうか?
しかし、このコーナーで何度も言っていることですが、体内に入ったアルコールはすぐには消えません。
飲んでから少し時間がたって酔っている感覚がなくても、車の運転はしないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2021.3.26更新)
このDVDでは、アルコールが運転にどのような影響を与えるか、その危険性を再現ドラマを交え、CG、実験で明らかにしています。
とくに「酒気残り」が運転に与える影響に注目し、体内のアルコール残量とドライバー本人の酔いの感覚とに大きなズレがあることを検証し、注意を促します。
また、飲酒運転の罰則も解説していますので、「飲酒運転は犯罪であり絶対に許さない!」と飲酒運転根絶を強く訴える内容です。
指導:金光義弘(川崎医療福祉大学特任教授)