車の部品が落下しないよう点検をしよう - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

スペアタイヤ、車の部品を落下させない

 

 昨年の朝礼話題で、高速道路上に落ちていたスペアタイヤに後続車が乗り上げ、死亡事故に結びついた事例を紹介しました。

 このたび、警察が複数の車のドライブレコーダーを分析するなど事故の捜査を進めた結果、スペアタイヤを落下させた中型トラックの運転者と勤務する運送会社の整備責任者が特定され、業務上過失致死の疑いで検察庁に書類送検されました。

 

 事故は2020年3月20日の未明、三重県四日市市の東名阪自動車道で発生し、前方を行く中型トラックの落としたスペアタイヤに乗り上げて路上に停止した後続車の乗員3名のうち2名が、後方から来た別のトラックにはねられて死亡しました。

 

 大型車のスペアタイヤ取付け状態の定期点検は、2018年10月から義務化されていますが、未だに点検がルーズな車が走行し、事故を誘発しているということがわかります。

 タイヤだけでなく、車に後から取り付けた工具箱などが転落して後続車の多重事故に結びついた例があります。

 

 車から物を転落させないことは運転者の義務であり、事故に結びつけば大きな責任を負うことを肝に銘じて、点検・チェックをしっかりとしてください。

(シンク出版株式会社 2021.3.29更新)

■運行管理者のための「指導・監督資料」決定版!

 トラックドライバー向け指導テキスト「運行管理者のためのドライバー教育ツール」は、指導・監督の指針12項目にそった内容で編集されています。

 点呼時や安全教育の機会をとらえて、簡単に12項目について指導できるように、イラストを中心とした内容になっています。

 

 言葉だけでは伝わりにくい安全運転の知識や注意事項も、イラストがあればより具体的に危険ポイントをイメージすることができます。また、付属の教育記録簿を使用すれば、そのまま指導・監督の記録として保存できます。

 

 初任運転者の社内指導用に整理した「指導項目用紙」と「安全運転者実技の添乗指導項目用紙」も添付しています。

 

【詳しくはこちら】

トップに戻る パソコン版で表示