二輪車の事故は、カーブにおけるはみ出し事故が多いイメージがありますが、実際にデータでも確かめられています。
ゴールデンウィーク前に、福井県警察本部が過去5年間に発生した二輪車の死亡・重傷事故の分析結果を公表しましたが、それによると、死亡事故はいずれも郊外のカーブで発生していました。
2016~20年に同県内で発生した二輪車の死亡・重傷事故73件を分析したもので、全体の約4割は県外居住者の事故だったそうです。
通行目的別ではドライブや観光が75%(57人)を占めています。死亡事故12件はすべて郊外のカーブ地点で発生し、そのうち10件が左カーブでの事故でした。
左カーブで対向車線にはみ出し気味になったところで、対向車との正面衝突事故などを起こして亡くなっているケースが目立つということです。
二輪車に乗る人は、緩やかに見えるカーブでも確実に減速して通行することが重要です。また、四輪車を運転する人はカーブ手前で二輪車のはみ出しを予測しましょう。
とくに休日のツーリングの多い時期には注意が必要です。
(シンク出版株式会社 2021.5.12更新)
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