朝日で信号が見えないのに通過しない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

朝日で信号が見えないのに通過しない

写真はイメージです。
写真はイメージです。

 

 さる4月27日午前7時半ごろ、広島県三次市の国道の交差点を自転車で横断歩道を渡っていた女子中学生が乗用車にはねられ、意識不明になる事故がありました。

 

 事故の現場は、片側2車線道路の中央分離帯寄りで、押しボタン式の横断歩道を女子生徒は青信号で渡っており、乗用車を運転していた男性は、「朝日がまぶしくて信号を見落とした」と話しているということです。

 

 車を運転していると、朝日や夕日が車内に入り込んでサンバイザーを降ろしても前がよく見えないことがあります。

 そういう状態で交差点に近づいたときに、信号が青なのか赤なのかが気になりますが、はっきりしたことがわからない場合には、当然怖いのでスピードを落として近づくと思います。

 

 事故を起こしたドライバーの供述を見ていると、朝日で眩しいにもかかわらず信号の色を確かめずに交差点に進入したということなので、意図的に信号無視をしたと言われても仕方がない危険な運転だったと思います。

 

 正面から朝日や夕日が差し込んで、前の信号の色がよく見えないときには、信号を確認せずに通過するような無謀な運転をしないでください。

 

(シンク出版株式会社 2021.5.13更新)

■安全運転意識を高めて事故を防止しましょう

 安易な気持ちでする不安全な運転行動が、事故を誘発したり大きな過失責任へと結びつくことがあります。


 小冊子「低い安全意識が高い事故の代償を生む」は6つの事故事例について、運転者の過失責任の割合を考えて回答する形式で、運転者が自分で学習に参加する指導教材となっています。

 事故の態様によっては小さなミスでも車側の過失割合が非常に大きくなるため、驚くことも少なくありません。

 

 自分の回答と解説を照らし合わせることで、「こんな運転行動をすると大きな過失責任を生む」といった危険をより深く理解することができます。

 

 【詳しくはこちら】

トップに戻る パソコン版で表示