今年の梅雨入りは早く、九州南部では5月11日、中国・近畿でも15~16日と平年より3週間近く早まっています。5月は雨の降る日の方が降らない日よりも多く、各地で集中豪雨などが発生していますから注意しましょう。
さる5月21日、熊本県八代市で激しい雨が降ったために道路が崩落し、工事関係者の車2台が転落しましたが、幸い運転者は救助されました。現場は長さ約60メートルにわたり崩落し通行禁止区間となっています。
岐阜県でも21日に中津川市で土砂崩れが起こり、車が巻き込まれる被害がありました。
局地的な激しい雨のため近隣地域に避難指示も出されていましたが、どの道路に被害が出るかはなかなか予測がつかず、大規模な災害に結びつく可能性もあります。
これから梅雨の中休みはあるでしょうが、長引く雨と集中豪雨に留意し、雨天時は不要不急の車使用は避けるとともに、山沿い・川沿いの道路には注意が必要です。
とくに「記録的短時間大雨情報」などが公表されたときは、土砂崩れや車の水没を警戒し運転を控えてください。
(シンク出版株式会社 2021.5.25更新)
近年は地球温暖化などによる異常気象により、豪雨や強風・突風、猛暑、豪雪などによる自然災害が多発しています。
また我が国は地震大国ですので、いつ何時、大きな揺れに襲われるかもわかりません。しかしながら、日々自然災害への対応意識を高めておけば、被害を最小限に留めることができます。
本書は、運転中に自然災害に見舞われた以下の6つの運転場面を提示しており、それぞれの危険要因と対処方法を考えていただく教育教材です。