さる5月18日午後4時半ごろ、鹿児島市内の道路を走行していた原付バイクが、後ろから走ってきた軽乗用車に追突され、バイクを運転していた男性が死亡する事故がありました。
事故当時、現場付近の道路は渋滞しており、バイクはゆっくりと走行していたということですが、バイクは軽乗用車に追突された後、押されて前の乗用車にも衝突したということです。
走行中のバイクに後続の四輪車が追突する事故は少なからず起きていますが、その原因の一つに四輪車のドライバーが車体の小さなバイクの存在を認識していないことに加えて、スピード差が大きいことがあげられます。
とくに、この事例のように渋滞している道路では、バイクの存在は周囲の風景と同化して認識されにくい面がありますし、四輪車のドライバーとしては渋滞中に油断してカーナビなどにわき見をすることがあり、バイクの見落としにつながるケースも少なくありません。
いずれにしても、渋滞などでスピードが落ちてくると、前方から目線を外してわき見をしたりしてバイクの存在を見落とす危険が大きくなります。前車がバイクのときには、意識して動きをチェックするようにしてください。
(シンク出版株式会社 2021.6.2更新)
衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)の普及によって、追突事故は減少傾向ですが、依然として、車対車事故における割合は追突がトップとなっています。
本テストは、普段の運転行動をチェックしていただくだけで、ご自身の中にどんな追突事故に対する危険が隠れているかを確認していただける自己診断テストです。