さる6月3日午前7時頃、神戸市中央区の国道を走行していたパトカーが車線変更をしたところ、後ろから走ってきたバイクと衝突して、バイクに乗っていた会社員が鎖骨を折る大けがをする事故がありました。
パトカーを運転していた警察官は、「後ろを見ながら車線変更をしたつもりだったが、バイクと衝突してしまった」と話しています。
道路が渋滞してくると、バイクは必ずと言っていいほど車列の間を縫うように走行してきますので、車線変更をするときにはバイクの存在に気をつける必要があります。
事故を起こしたのは警察官だったので、そうしたことは十分にわかっていたと思いますが、車体の小さなバイクはサイドミラーやルームミラーなどの死角に隠れていることがあり、見落とすことが少なくありません。
そのため、バイクがいないと思って車線変更しようとしたとき、すぐ横をバイクがすり抜けていくことがあり、ビックリすることがあります。
事故が起きた時間をみると通勤の時間帯であり、バイクも少しでも早く行こうとして結構強引に突っ込んできます。渋滞道路で車線変更をするときには、バイクの存在には十分に注意を払ってください。
(シンク出版株式会社 2021.6.11更新)
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