踏切遮断機が上がっていても安全確認を

 皆さんは踏切の手前で必ず停止して安全確認をしていると思いますが、面倒だと感じることはありませんか?

 

 確かに、踏切に列車が近づくと自動で警報が鳴って遮断器が降りてきますので、警報や遮断器が動いていないときは列車は来ていないものと考えがちです。

 しかし、踏切のシステムが故障することもありますので過信は禁物です。

 

 さる5月24日午後4時23分ごろ、大阪府堺市の南海電鉄高野線踏切で、急行電車が遮断棒が上がったまま通過した後、緊急停止しました。

 電車の接近・通過を認知する装置が正常に作動しなかったことが原因で、急行が来ても遮断器が上がったままだったらしく、直前に車が踏切を横断していましたが無事でした。

 

 電車の運転士は、踏切の約100メートル手前で横断する車に気がつき、警笛を鳴らして非常ブレーキをかけたものの、停止できたのは踏切を約60メートル通過した後でした。

 漫然と通行する後続車がいれば、踏切衝突事故につながっていた危険がありました。

 

 こうした踏切装置の故障は、稀にとはいえ過去にも発生しています。踏切手前では、停止して目視での確認を怠らないようにしましょう。 

(シンク出版株式会社 2021.6.16更新)

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