これから、晴れた日でも突然の夕立や雷にあう機会が増えると思います。雷が人体に落ちると非常に危険で、やけどや重傷を負うだけでなく命を落とすこともあります。
運動場やゴルフ場、広場などに立っていたり、高い木のすぐ近くにいると危ないと言われます。
では車の中はどうかというと、避雷針のある建物ほどではないものの、比較的雷に対して安全な場所となっています(ただし、屋根がないオープンカーは別です)。
車は設計段階で雷の被害を受けない対策をとっているため、たとえ雷が車に落ちたとしても、電気が車体表面をつたって地面に流れる構造にあり、車体内部には電気がきません。
ただし、車体表面とつながっているドアレバーなどの金属部分があれば、まれに感電の危険があるので、ドアレバーには触れないほうが安全です。
ですから、近くで雷が鳴っているときや雷が落ちるのを目撃したときには、無理に車を出て屋内まで行かずに、しばらく車から出ないほうが被雷の危険が少ない場合があります。
また、雷が鳴っているからといってすぐに走行を止める必要はなく、雷雨を警戒しながら速度をセーブして走行すればいいと考えられます。
(シンク出版株式会社 2021.6.28更新)
近年は地球温暖化等を原因とした異常気象により、豪雨や強風・突風、猛暑、豪雪等の自然災害が多発しています。
また我が国は地震大国ですので、いつ何時、大きな揺れに襲われるかわかりません。しかし、日々自然災害への対応意識を高めておけば、被害を最小限に留めることができます。
本冊子は、運転中に自然災害に見舞われた以下の6つの運転場面を提示しており、それぞれの危険要因と対処方法を考えていただくのに最適の教材です。