さる7月16日午後4時半頃、熊本市内のコンビニ駐車場から車で国道に出ようとした際に、自転車で歩道を走っていた小学男児をはねてケガをさせる事故がありました。
コンビニなど道路端にある駐車場から道路に出ようとするとき、歩道を走行してくる自転車と衝突する事故が少なくありません。
その原因としては、道路を走行してくる車ばかりが気になり過ぎて、歩道の安全確認が疎かになることが最大の要因です。
とくに、左折して合流する場合には、道路の右方向から来る車の動向が気になり、車列が途切れたりすると「今のうちに行こう」と歩道の確認を忘れて左折することがあります。
そのとき、歩道の右側から来る自転車は右方向に視線を向けていますので比較的発見しやすいのですが、左側からくる自転車はわざわざ視線を向けないと確認できませんので、うっかり忘れてしまい衝突事故を起こしてしまうのです。
コンビニなどの駐車場から道路に合流していく場合には、走行車両にばかりに注意が傾くと、歩道の安全確認が疎かになります。
合流する前に必ず歩道を見て、走行してくる自転車がいないかチェックを忘れないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2021.7.30更新)
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