活発な前線の影響で梅雨末期のような気圧配置となり、日本の各地で大雨が続いています。
経験したことのない降雨量のところも多くみられるため、この時期は車による外出は危険な場合があります。気象情報に注意して行動しましょう。
さる8月12日には、九州各地で線状降水帯が発生して記録的な大雨となり、熊本市内や長崎市内で幹線道路が道路冠水した場所が多数あり、アンダーパスが通行止めとなった道路もありました。不要不急の外出をやめるよう呼びかけられています。
一方で、広域避難指示が各地で発出され、土砂災害や浸水被害を避けるため家を出て車による避難をせざる得ない人が多かったようです。
過去の災害時には、避難勧告の時間帯に避難を躊躇していて、雨風が強くなってから車による避難を始め、川沿いの道路で濁流に巻き込まれて水没したり、アンダーパスで立ち往生して死亡した事例が報告されています。避難が遅れると車は危険になることがあります。
また、冠水した道路では通行中の車のエンジンに水が入ってエンストし、立ち往生してしまうケースが報告されています。
車による移動は雨が弱いうちに済ませておき、激しい雨の中で走行するのを避けましょう。
(シンク出版株式会社 2021.8.16更新)
近年は地球温暖化などによる異常気象により、豪雨や強風・突風、猛暑、豪雪等の自然災害が多発しています。
また、我が国は地震大国ですので、いつ何時、大きな揺れに襲われるかもわかりません。しかしながら、日々自然災害への対応意識を高めておけば、被害を最小限に留めることができます。
本書は、運転中に自然災害に見舞われた6つの運転場面を提示しており、それぞれの危険要因と対処方法を考えていただく教育教材です。