さる8月14日午後6時過ぎ、岡山県内の山陽自動車道を走行していたトラックが車線変更をしようとした際にガードレールに接触して、はずみで路肩に乗り上げて横転し運転していた男性が死亡する事故がありました。
事故当時、現場付近は雨が降っており最高速度は50キロに制限されていたということです。
最高速度が50キロに制限されていたということですので、相当な雨が降っており、路面にもかなりの水たまりができていたのではないかと思われます。
そういう路面状況で車線変更するということは、かなりスリップの危険性が高くなりますので、注意しなければなりません。
たとえば、車線を区分する境界線のペイントの上はかなり滑りやすくなっていますので、この上でハンドルを切ったりするとスリップしやすくなりますし、水たまりがあればハイドロプレーニング現象を起こす可能性があります。
いずれにしても、高速道路走行時に大雨が降っているときには車線変更など運転行動を変えるにはリスクが伴いますので、車線変更などをしないように心がけてください。
(シンク出版株式会社 2021.8.19更新)
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