このところ、日本列島は各地で線状降水帯が発生するなど、大雨注意報などの予報が絶えず出ています。
大雨注意報の予報が出たときに、車に乗って出かけたりすると、途中で思わぬトラブルに見舞われることになりますので、車の運転については慎重な判断が求められます。
気象庁では、「雨の強さと降り方」という基準を出しており、これをみると、車の運転の可否がある程度判断できますので、参考にしてください。
1時間の降水量が20ミリを超えると「強い雨」と表現され、ワイパーを速くしても見づらくなります。
30ミリを超えると「激しい雨」と表現され、道路が川のようになって、高速走行時にはハイドロプレーニング現象が起こるとされています。
さらに、50ミリと超えると「非常に激しい雨」とされ、車の運転は危険になります。
この他にも、雨が強く降っているときには、土砂崩れや川の氾濫が起こったり、道路が冠水するリスクが高まりますので、「これくらい大丈夫だろう」と油断してはいけません。
「激しい雨」の予報がが出ているときには、事前の情報収集と車に乗らないという決断も必要だと思います。
(シンク出版株式会社 2021.8.24更新)
近年は地球温暖化などによる異常気象により、豪雨や強風・突風、猛暑、豪雪などによる自然災害が多発しています。
また我が国は地震大国ですので、いつ何時、大きな揺れに襲われるかもわかりません。しかしながら、日々自然災害への対応意識を高めておけば、被害を最小限に留めることができます。
本書は、運転中に自然災害に見舞われた以下の6つの運転場面を提示しており、それぞれの危険要因と対処方法を考えていただく教育教材です。