日本各地には、その地方独特の交通ルールを無視した危険な運転方法があるのですが、茨城県では「茨城ダッシュ」と呼ばれる危険な右折方法があるそうです。
これは、交差点を右折する際に信号が赤から青に切り替わる瞬間、急発進して対向直進車よりも先に右折するものですが、こうした危険な運転方法は他にも長野県松本市では「松本走り」、愛媛県では「伊予の早曲がり」といった呼び方で定着しています。
ご存知のように、交差点での通行方法は、直進車が優先で右折車はその進行を妨げてはいけないことになっていますので、こうした運転は「交差点優先車妨害」の違反になります。
信号の変った瞬間に直進車が来る前に右折をすると、事故のリスクも格段に高くなります。まず、直進車としては対向右折車が先に右折してくるとは思っていませんので、進行してくる直進車と衝突しかねません。
また、直進車との事故を避けられても、先に右折することに意識が集中しますので、右折先の横断歩行者や自転車を見落として衝突するリスクも高くなります。
交差点を右折するときには、直進車優先を心がけてゆとりを持って右折してください。
(シンク出版株式会社 2021.9.27更新)
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