さる9月17日午後7時半ごろ、栃木県那須塩原市の東北自動車道の走行車線を走行していた大型トラックが、追越車線に車線変更したところ前方にいた軽乗用車に追突し、乗っていた女子大学生が死亡する事故がありました。
警察によりますと、現場周辺の中央分離帯に何かぶつかったような跡があったということです。
この状況から考えると、軽乗用車が何らかの理由で事故などを起こして停止していたところに、走行車線から車線変更をした大型トラックが追突したのではないかと思います。
追越車線で事故があったために、走行車線に走行車が移動してきて混んでおり、大型トラックが車線変更したのかもしれません。
いずれにしても、自分が走行する車線のスピードが落ちたりすると、すぐに隣の車線に移動するドライバーがいますが、そのとき車線変更先の安全確認をするドライバーは少ないのではないかと思います。
その背景には、車の流れがそのまま続くだろうという思い込みがあるため、車線変更した先に車が停止などしていた場合には追突することになります。
車線変更をするときは、安易に行うのではなく進入先の安全を確認してから行うようにしてください。
(シンク出版株式会社 2021.9.28更新)
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