さる9月18日午後10時すぎ、福岡市博多区の交差点を左折していた軽自動車が、前から横断歩道を渡ってきた自転車をはねる事故がありました。
自転車に乗っていた女子高校生は、頭を強く打って意識不明の重体で、警察は軽自動車を運転していた男性を「横断歩道の自転車を十分に確認しなかった」として現行犯逮捕しました。
交差点を左折するとき、横断歩道を渡ってくる自転車には十分に注意しなければなりませんが、とくに視界が悪くなる夜間は、見落とさないように注意が必要です。
自転車の場合、結構なスピードで近づいてきますので、左折する手前で一度サイドミラーなどで交差点周辺を確認して「いない」と思っていても、横断歩道を横切るときには自転車が来ているということが少なくありません。
それでも、左後方から来る自転車は交差点手前で追い抜いたりしますので、その存在を掴むことができるのですが、前方から来る自転車は遠くから近づいてきますので、見落とすことがあります。
とくに、自転車が無灯火の場合には、暗闇に隠れてしまって見つけにくくなりますので、一度安全確認をしても安心しないで、横断歩道の手前で停止して、再度確認をするようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2021.9.29更新)
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