さる9月26日午後1時20分ごろ、滋賀県湖南市の名神高速道路の追越車線を走行していたバイクが、隣の走行車線を走行していた自衛隊車両と接触して転倒し、後続の普通貨物車にはねられ死亡する事故がありました。
事故の現場は、下り坂が続く右カーブになっており、追越車線を走行していたバイクが、カーブを曲がり切れずに走行車線を走行していた自衛隊車両のドアに接触したとみられています。
長い下り坂が続く高速道路では、そのほとんどが、右カーブや左カーブが連続する形状となっています。
下り坂が続くと知らず知らずのうちにスピードが出るうえに、スピードオーバーの状態で連続する左右のカーブを曲がっていきますから、運転ミスをすることが少なくありません。
たとえば、スピードを出したままハンドル操作をすると大きく切ることができませんので、カーブを少しふくらんで走行することになります。そういう状態が続いていくと、徐々にふくらみも大きくなり、最終的に車線をはみ出すことになります。
下り坂が続く道路では、他車につられてスピードを出しがちですが、自分の運転技量をよく理解して、運転スキルや車両性能の限界を超えるようなスピードは出さないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2021.9.30更新)
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