前方の横断歩道を通過するとき、右側からくる歩行者を意識していますか?
鳥取県警察本部が過去10年間に発生した人身事故を分析したところ、横断歩道を横断中の歩行者をはねる事故では、右から横断する歩行者の事故が左から横断する事故の約2倍であることがわかりました。
同県警が2020年までの10年間に発生した人身事故118件を調べたところ、車から見て右から左に横断した人の死傷者数は65人いて、左から右に横断中の31人と比べると2.1倍と顕著に多かったのです。
その理由として、車内から見たとき右側から横断中の歩行者が右のピラーの死角に入って見えづらいことや、歩行者が対向車線の車の死角にいて見落としやすいなどの可能性があります。
いずれにせよ、横断歩道は歩行者優先ですから横断中の人をひくことは許されません。車の運転者が細心の注意を払って横断歩行者を発見し、優先することが重要です。
そのためには、右から横断してくる人を見落としやすいことを常に意識して、安全確認を徹底するように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2021.10.4更新)
今年も、「2022トラック運行管理者手帳」と「2022バス運行管理者手帳」を好評発売中です。運行管理者の皆様は、ぜひ、お早めにお申し込みください。
本手帳は運行管理者として知っておきたい知識を「法令編」「知識編」「データ編」にまとめて収録し、最近の法改正、告示・通達の改正にも対応しています。
カレンダー、メモ欄も充実した内容ですので、スケジュール管理も万全です。