さる10月19日午前8時半ごろ、兵庫県伊丹市の市道を歩いていた高齢者が、エンジンがかかったままの無人の乗用車にはねられる事故がありました。
車は、会社員の男性が自宅近くの路上に止めていたものですが、忘れ物を取りに帰るために一時的に車を離れたということで、シフトレバーはドライブに入った状態で、サイドブレーキもかかっていなかったということです。
車の男性は、「朝だったので慌てていた。シフトレバーがドライブに入っていたかもしれない」と話しているという。
必要な停止措置を忘れて車から離れ、その間に車が動き出して事故になることは少なくないのですが、その大半は運転者が慌てていたり急いでいて何かをしようとしているときです。
逆に、どんなに慌てていても、停止措置を忘れない人がいます。
その差は、停止措置が習慣化している人と習慣化していない人の差だと思います。習慣化していない人は、慌てるとどうしてもPレンジに入れずに車から離れたしますが、習慣化している人は、どんなに急いでいても気が付かないうちに停止措置をしていると思います。
車から離れるときはいつもは、シフトレバーをPレンジに入れてサイドブレーキを引く習慣をつけてください。
(シンク出版株式会社 2021.10.27更新)
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