このコーナーで何度も取り上げたのですが、高速道路走行中に故障などしての路肩に停止した車の回りにいた運転者などが後続車にはねられる事故が後を絶ちません。
高速道路を走行中に、突然故障などで停止をすると、パニックになって周りの危険が見えなくなるのかも知れませんが、高速道路の車線上に留まることほど危険なことはありません。
過去に高速隊などの同行取材をしたことがあるのですが、そのとき路肩から走行してくる車を見ていると、遠くにいた車がアッと言う間に目の前を通り過ぎていきました。
そのとき、少しでも本線に出ていたら、走行車にはねられてしまうのではないかという恐怖を感じたことがあります。
とくに夜間では、走行してくるドライバーはヘッドライトを上向きにしていても100m先しか視認できませんので、故障車の存在を発見するのも遅れますし、その周りにいる歩行者はほとんど見えていないと思います。
高速道路を走行中、故障などで路肩に停止したら後続車に注意しながら三角停止表示板などを設置し、ガードレールの外に避難して救助を要請してください。
(シンク出版株式会社 2021.11.5更新)
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