さる11月1日午後5時半頃、静岡県三島市の信号機のある交差点で、右折しようとした軽自動車が横断歩道を渡っていた高齢女性をはね、意識不明の重体を負わせる事故がありました。
信号機の色はともに青でしたが、車を運転していたドライバーが歩いていた女性を確認するのが遅れ、ブレーキをかけたものの間に合わなかったと見られるということです。
事故の現場の映像をみると、片側1車線の道路が交わる比較的小さな交差点で、どうして右折先の横断歩道を渡ってくる歩行者を見落としたのだろうと不思議な感じがしました。
おそらく、運転者はかなりのスピードで右折したのではないかと思います。
いつもこの欄で呼びかけていることですが、「横断歩道は歩行者の聖域」です。ですから、右折にしろ左折にしろ横断歩道を通過するときには、その聖域を通らせて貰っているという意識を持つことが重要です。
そういう意識を持って運転していれば、交差点を右左折するときには自然と横断歩道の手前で一時停止するくらいの気持ちになると思います。
とくに交差点を右折するときには、横断歩道の手前で止まる意識でスピードを落として進行してください。
(シンク出版 2021.11.8更新)
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