さる11月4日午後6時20分頃、岩手県北上市の見通しのよい片側1車線の直線道路を走行していた乗用車が、前を走っていた自転車に追突して乗っていた高齢男性が死亡する事故がありました。
前方を走行している自転車に、後続車が追突する事故は少なくありません。
交通事故総合分析センターの分析によりますと、四輪ドライバー側の要因としては、大半が「発見の遅れ」であり、その内訳を見ると「脇見」と「漫然運転」が合わせて82%と、多くのドライバーが前方の自転車を見落しています。
「漫然運転」の割合は「昼間」より「夜間」が多く、「夜間」になるとさらに自転車の存在を見落していることがうかがわれます。
その背景にあるのは、「深夜で雨が降っているから自転車はいない」とか「事故が発生した時間帯はいつも自転車がいない」など、ドライバーの思い込みや油断があります。
加えて、自転車の車体は小さく、後方の泥よけやペダルについている反射材も小さく後方から認識しづらい車両特性があり、さらに発見しにくい状況があります。
夜間、走行するときは自転車の存在にも十分に注意して運転してください。
(シンク出版株式会社 2021.11.9更新)
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