さる11月7日午後9時半ごろ、札幌市東区の片側2車線道路の右車線を走っていた乗用車が、前の車を追い越そうと左車線に車線変更したところ、前を走っていた軽乗用車に衝突して乗用車が建物の工事現場に突っ込む事故がありました。
市街地を走行していると、ときおり車の間を縫うように車線変更を繰り返して少しでも前に行こうとする車がいます。
車線変更をする場合、左車線から右車線に移行する場合には、運転席が右側にありますので、右後方や右前方がよく見えますが、左車線に移行する場合には、前に車がいる場合には左前方の様子がよく見えませんので注意が必要です。
安易に左側に車線変更すると、この事故のように前に車がいたりすると追突する危険がありますし、左側車線には駐車車両もありますので、そういう車両に追突するリスクもあります。
そして、何よりも考えなくてはいけないことは、市街地ではそんなにリスクを犯して前に行っても信号などがありますので、そんなに早く目的地に着けるわけではありません。
万一、事故でも起こせば、元も子もありません。市街地で車線変更を繰り返すような運転は絶対にしないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2021.11.12更新)
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