さる11月20日午後7時ごろ、千葉県一宮町の国道を走行していた乗用車が、歩いて横断していた高齢の男性をはねて重傷を負わせる事故がありました。
乗用車を運転していた40代の会社員は、「考え事をしながら運転していて、遠くの信号機に気を取られていた」と話をしているということです。
漫然と運転しているとき、遠くの信号を見ていて手前の信号に気づかず、歩行者や自転車などが目前を横断してきてビックリした経験を持っている人は少なくありません。
とくに、信号機と信号機の間隔が短かい場所の場合、遠くまで信号を見ることができますので、遠くに視線がいって手前の信号を見落としたりすることがあります。
また、この事例のように考え事をして注意力が散漫になっていたり、先急ぎの心理に陥っていたりすると、こうした傾向が強くなりますので注意が必要です。
交差点を走行するときには、遠くばかりに視線を向けないことが重要です。手前も意識して見るようにして、信号機を見落とさないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2021.11.30更新)
運行管理に必要な情報を網羅した実務手帳である「2022トラック運行管理者手帳」と「2022バス運行管理者手帳」を好評発売中です。
本手帳は運行管理者として知っておきたい知識を「法令編」「知識編」「データ編」にまとめて収録し、最近の法改正、告示・通達の改正にも対応しています。
カレンダー、メモ欄も充実した内容ですので、スケジュール管理も万全です。