さる12月9日午前7時半頃、静岡県菊川市で登校中の小学生の列に軽自動車が衝突し、登校中の児童5人が重軽傷を負う事故がありました。
事故が起きた現場は、小学校から約300m離れた場所で、道路は非常に狭くて幅員がわずかに3m程度しかなく、センターラインや路側帯もありませんでした。
ニュース映像を見ていると、こんな狭い道路を通学路に使っているのか、と驚いてしまいました。
幅員3mというと、道路端を小学生が歩いていると、軽自動車でも余裕を持ってすれ違うことができないと思いますし、運転者が少しハンドル操作を誤ったり、小学生が列が乱れたりすると、接触する危険は高くなります。
小学校の近くにある狭い道路を、登校時間帯に走行している車が多いことも驚いてしまいます。
地元の人の話では、朝方は県道が混むために、事故のあった市道を抜け道として使うドライバーがいて、日頃から危険を感じていたということでした。
事故後、登校時間帯に車両の進入を禁止する交通規制が始まりましたが、そういう規制がなくても登校時間帯は学校付近の道路を走行しないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2021.12.17更新)
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