午前7時過ぎでも橋の上では凍結の恐れが

橋の上が凍結
写真はイメージです。文中の事故とは関係ありません。

 

 朝晩の気温が下がると、よく橋の上で路面が凍結すると言われますが、先日、橋上での典型時な凍結スリップ事故が発生しました。

 

 さる12月15日午前7時10分ごろ、静岡県伊豆の国市大仁にある新狩野川大橋の上で、同じ時間帯に別々の場所で車7台がからむ4件の衝突事故が、次々と発生しました。

 正面衝突1件、追突事故1件、単独事故2件で、幸い運転者の男性1人が軽いけがをしただけですみましたが、いずれも路面の凍結によるスリップ事故とみられています。

 

 おそらく橋へ向かう道路は乾いていて、いずれの運転者も警戒していなかったため、橋の上でブレーキを踏んだりハンドル操作をしたときに滑ったのだと思われます。

 

 この日の同地域の最低気温は1℃程度で、すでに午前7時を過ぎ、晴れて日が昇っていますから外気温は1℃を十分に上回っていたでしょう。しかし橋の上は水分が溜まりやすく、地熱の影響もなく風が橋の上下を通過して路面温度が低下するため、他の場所は凍結していなくても橋の上だけは路面温度が非常に低くなり凍っているということがあります。

 橋の上だけでなく、渓谷に沿って走る高架道路なども同じように危険です。

 

 朝の通勤時など、気温が少し上がると「幹線道路は滑らない」と考えがちですが、橋に入る前には速度や車間距離を調節して、不用意なブレーキ操作などをしないように心がけましょう。

 

(シンク出版株式会社 2021.12.20更新)

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