前方に停止車両がある場合、その死角から乗員や歩行者などが出てくる危険を予測する必要があります。バスや幼稚園の送迎車などが止まっていたら特に注意すべきことは、十分承知しているでしょうが、ゴミ収集車にも注意しましょう。
さる12月15日午前9時前ごろ、函館市の市道でゴミを回収していた作業員の男性が、反対車線からきた軽乗用車にはねられ、頭を強く打って病院に運ばれました。
回収作業員の男性は止まっているゴミ収集車の後ろから道路を渡ろうと飛び出したところ、軽乗用車にはねられたということです。
ゴミの回収作業はスピーディに行うことが求められていますので、男性は対向車線上のゴミ袋を拾おうと勢いよく飛び出したのでしょうが、車道の安全確認を十分にしていなかったようです。軽乗用車の方も漫然と通過しようとした可能性があります。
前方にゴミ収集車が停止していたら、対向車線側に停車していたり人影が見えなくても、作業員の存在を予測して通過する前には安全確認を念入りにしましょう。間違っても安易に横を通過しないように気をつけてください。
(シンク出版株式会社 2021.12.21更新)
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