最近のニュースを見ていると、信号機のない交差点や横断歩道を渡っている歩行者がはねられる事故が目につきます。とくに、夜間ではこうした傾向が顕著のように思います。
JAF(日本自動車連盟)では、「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査」を実施していますが、2021年版では歩行者が横断歩道を渡ろうとしている場面で一時停止したクルマは全国平均で30.6%と低いものでした。
この数字を見てもわかるように、ドライバーは横断歩道の近くに歩行者がいても信号機がないところでは、止まる意識が低いように思います。
とくに夜間では、横断歩道の近くに歩行者がいてもわかりにくいうえに、先ほどの歩行者がいても止まらないという意識が重なって、横断歩道があっても信号機がなければ周りの状況を確認せずに通過しようとするのだと思います。
ですから、歩行者が横断してきても気づくのが遅れて衝突するのではないでしょうか?
先方に横断歩道が見えたら、アクセルから足を離してスピードを落とすことが大事です。そして、左右から横断してくる歩行者をチェックして、歩行者がいたらいつでも止まる意識を持って近づくようにしましょう。
(シンク出版 2022.1.7更新)
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