さる1月6日から7日にかけて、首都圏や南関東に大雪が降り、各地で多くの車がスリップ事故を起こしたり、立往生するなど大混乱が生じています。
スリップしている車の映像を見ていると、ほとんどがノーマルタイヤを装着したまま走行していてトラブルを起こしており、ノーマルタイヤしか装着していない車がなぜ雪道を走行していたのか、本当に不思議でなりません。
雪を甘く見ていたとしか言いようがないのですが、雪の降り始めは路面の雪はすぐに溶けるので、前車のワダチに沿って走ればノーマルタイヤのままである程度走行できます。
そのため、少々雪が降っても何とかなるだろうと高を括っているのでしょうが、路面に雪が残るようになると、徐々にスリップするようになります。
雪が路面一面を覆うようになると、ブレーキを踏んだとき少しの路面の傾きでもズルズルと車が動くことがあります。こうなると、車の運転を継続することは絶対に無理で、事故を起こすか立往生することは必須です。
雪が降ったら、ノーマルタイヤで走行することは絶対に無理です。ノーマルしか履いていない人は、車を使用しないでください。
(シンク出版株式会社 2022.1.12更新)
小冊子「雪道・凍結路の危険をイメージしよう」は、冬道を走行するドライバーに対して、安全な運転方法を指導するのに最適の教材です。
雪道を走行するにあたって、必要な知識が身についているか、また危険な行動をしていないかを「はい」「いいえ」でチェックすることにより、冬道走行の基本を学んでいただくことができます。