さる1月10日正午ごろ、三重県伊賀市の国道を走行していた大型トラックが、前を走っていた原付バイクを追い抜こうとした際に、バイクと接触し、バイクを運転していた男性が右ひじの骨を折る大けがをする事故がありました。
事故の現場は、片側1車線道路で路肩も狭く、大型トラックが走行すると車線にあまり余裕がないような状況でした。
このような道路状況下では、前にいるスピードの遅い原付バイクを追い抜こうとすると、十分な側方間隔を取るために対向車線にはみ出さざるを得ません。
ですから、原付バイクを追い抜くにあたっては、対向車が来ていないときに行う必要があるのですが、運転者が急いでいたりすると、つい対向車が来ているにも関わらず、「遠くにいるから行けるだろう」と強引に追い抜いたりすることがあります。
そういう心理状態のときには、早く元の車線に戻りたいという意識がありますので、あまり原付バイクと側方間隔を取らずに追い抜いたりすることがあります。
片側1車線の狭い道路では、原付バイクと十分な側方間隔が取れない際には、追い抜かないようにしてください。
(シンク出版 2022.1.13更新)
本テストは、8つの運転場面をイラストで見て、自身が「危ない」と思う危険要因を答えることで、自分自身の危険に対する感受性を診断していただくことができるトラックドライバー向けの自己診断テストです。
本テストは、4つの交通場面それぞれにおける危険感受性と、3つの危険要素に対する危険感受性の、2つの軸から診断することができます。