さる1月10日午後2時頃、岡山県真庭市の国道を走行していた乗用車が、交差点付近を左から渡ってきた電動車いすの高齢の女性をはねて死亡させる事故がありました。
事故の現場は、押しボタン式の信号機のある見通しのよい交差点で、電動車いすが歩行者用信号が赤信号で横断したかどうかは定かではありません。
押しボタン式の交差点などでは、歩行者などは押しボタンを押すのが面倒であったり、走行車両が来てないときを見計らって、赤信号で横断をすることがありますので、運転者としては赤信号で渡ってくる歩行者などをチェックしておかなければなりません。
ただ、電動車いすの場合は、座ったときの高さは小学校低学年児童の身長と同じくらいと言われていますので、大人の歩行者などに比べて見つけにくいのは事実です。
また、電動車いすを利用しているときは、視線が低くなりますので、視界も狭くなりますので、走行してくる車を発見できないこともあります。
押しボタン式の交差点を通過するときには、青信号であっても付近に電動車いすがいないかをチェックし、飛出しに備えてスピードを落としておきましょう。
(シンク出版株式会社 2022.1.14更新)
今年は、例年になく日本列島に寒気が流れ込んでおり、滅多に雪が降らない地方にも積雪をもたらしています。
小冊子「雪道・凍結路の危険をイメージしよう」は、冬道を走行するドライバーに対して、安全な運転方法を指導するのに最適の教材です。
雪道を走行するにあたって、必要な知識が身についているか、また危険な行動をしていないかを「はい」「いいえ」でチェックすることにより、冬道走行の基本を学んでいただくことができます。
雪道・凍結道で事故を起こさないようにするために、ぜひ本冊子をご活用ください。