さる1月18日午前8時前、和歌山県有田市の走行中の軽乗用車が、信号がない横断歩道を渡っていた7歳の小学女児をはねる事故がありました。
女の子は、父親に小学校近くまで車で送ってもらった直後に事故にあったということで、頭を強く打つなどしましたが命に別状はないということです。
軽乗用車を運転していた50歳代の男性は、「女の子が飛び出してきたがブレーキが間に合わなかった」と話しているということですが、このコメントを聞いて、本当に運転免許を持っている人なのかと耳を疑いました。
車の運転者には、横断歩道の付近に歩行者がいれば徐行する必要があり、横断しようとしているときには一時停止する義務があります。
このコーナーで何度も指摘しているように、「横断歩道は歩行者の聖域」なのです。ですから、女の子が横断歩道に飛び出したのではなく、女の子が聖域を横断している横断歩道に乗用車が突っ込んでいったというのが正しいと思います。
横断歩道を通過するときには、いつも歩行者の聖域を通っているという感覚を忘れないでください。
(シンク出版株式会社 2022.1.21更新)
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