さる2月1日午後6時15分ごろ、神戸市須磨区の信号のない交差点を走行していた車が、横断歩道を歩いて渡っていた女子中学1年生をはね、重体を負わせる事故がありました。
事故の現場は、片側1車線の見通しのよい交差点ですが、当時は日が落ちて暗くなっていたということで、車を運転していた男性会社員は、「横断歩道に人がいるのに気がつかなかった」と話しているということです。
日が落ちる前後の1時間は、いわゆる「薄暮時」と言われる時間帯で、非常に周囲が見にくくなり、横断歩行者との事故が多発しています。
最近の事故例を見ていると、この事例のように信号のない交差点などの横断歩道を渡ってくる歩行者を見落とすケースも少なくありません。これは、ドライバーが横断歩道の存在を強く意識しておらず、漫然と通過しているからだと思います。
冬の時期は、歩行者は黒っぽい服装をしていることが多く、路面の色と一体化してドライバーから発見しくくなります。
早めにヘッドライトを点灯して、歩行者を発見しやすくすると同時に、横断歩道を通過するときは、横断歩道上を見渡して歩行者がいないかを必ずチェックするようにしてください。
(シンク出版株式会社 2022.2.8更新)
本テストは、6つの運転場面をイラストで見て、自身が「危ない」と思う危険要因を答えることで、自分自身の危険に対する感受性を診断していただくことができる一般ドライバー向けの自己診断テストです。
診断では、右折時・左折時・後退時といった3つの交通パターンにおける危険感受度と、3つの危険要素に対する危険感受度の2つの軸から、危険に対する感受性の度合いを知ることができます。