さる2月24日午後6時10分ごろ、富山県高岡市の市道を走行していた普通乗用車が、前を走っていた自転車に衝突する事故があり、自転車に乗っていた高齢男性が死亡しました。
事故の現場は、畑が広がる一帯を走る片側1車線の見通しのよい直線道路で、事故当時路面は乾燥していて街灯も点灯していたということですので、乗用車を運転していた男性が前をよく見ていなかったとみられています。
ただ、事故現場の映像をみると、路肩に積雪があって狭くなっており、そのため、自転車が路肩を走行することができずに車道に寄ってきた可能性があります。
この時期は、路面に降った雪は頻繁に除雪されますので、その際雪が路肩に積み上がります。したがって、気温が高くなって路面に雪がなくても路肩には雪が残っていることがあります。
このような状況のときには、路肩を走る自転車や歩行者は、雪山を避けて車道上にはみ出すことがよくあります。
路肩に雪が残っている道路では、前方の道路端に自転車などがいたら、車道上に出てくることを想定し、側方間隔を十分にとって追い越すようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2022.3.3更新)
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