皆さんは、対向車線に停止車両や渋滞車両が止まっているとき、その死角から横断する歩行者の存在を予測していますか?
とくの背の低い子どもなどが飛び出してきた場合は、予測していないと衝突を避けられないことがあるので注意しましょう。
さる3月1日午後3時40分ごろ、さいたま市大宮区の市道で交差点付近を走行していた緊急走行中の救急車が、対向車線に停止していた車両の間から道路を横断してきた小学校低学年の女子児童をはね、重傷を負わせました。
運転していた救急隊員は、道路に出てくるまで女の子の姿を確認できなかったということです。女の子は頭蓋骨を骨折しましたが、別の救急車で搬送され命に別状はないようです。
緊急自動車は対向車線側に入って走行する場合もありますので、歩行者をはねやすい位置を走っていた可能性はありますが、運転者が対向車線の停止車両や渋滞車列からの飛出しを予測していたら、より早く女の子を発見して衝突を回避するか被害を軽減できたかも知れません。
駐停車車両による死角の多い場所では、常に横断者を予測し警戒して運転してください。
(シンク出版株式会社 2022.3.7更新)
本テストは、6つの運転場面をイラストで見て、自身が「危ない」と思う危険要因を答えることで、自分自身の危険に対する感受性の度合いを診断していただくことができる一般ドライバー向けの自己診断テストです。
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