駐車場の中にいる人に注意

写真はイメージです。本文事故とは関係がありません
写真はイメージです。本文事故とは関係がありません

 さる3月7日午後6時15分ごろ、東京都小平市の駐車場入り口付近で、駐車場に入ろうと左折してきた乗用車が女子中学生2人をはねる事故があり、1人が死亡しました。

 

 2人は友人同士で、駐車場の入り口付近にしゃがみ込んで話をしていたということで、周囲には街灯がなく視界が悪い状態だったとみられています。

 

 事故の状況から考えると、運転者がしゃがみ込んでいた中学生を見落としたのだと思われますが、見落とした原因は、運転者が自分の進入する方向の安全確認をしていないことにあります。

 

 駐車場の入口付近の確認をしても、しゃがみ込んだ中学生は車体の死角に入って見落とす可能性がありますので、手前で駐車場の入口付近の確認を念入りに行う必要があります。

 

 駐車場の中では、一般公道と違って運転者も緊張が緩みがちになりますが、人も油断しています。

 この事例のように、駐車場の入口付近に座っていたり、なかには泥酔して寝ている人がいたりして、車に轢過される事故も少なくありません。

 駐車場に入るときには、その中に人がいるかもしれないと考えて、スピードを落として走行してください。

(シンク出版株式会社 2022.3.11更新)

■「駐車場・構内」における危険に気づくための小冊子

 駐車場や構内では思わぬ事故が発生することがあります。

 

 駐車場などでは、「見える危険」だけでなく「見えない危険」も予測して運転することで、事故のリスクを減らすことができます。

 

 本冊子は、駐車場や構内の倉庫といった5つの場面を見て質問に答えることで、それぞれの駐車場・構内において「見える危険」「見えない危険」をどれだけ把握できているかがチェックできます。また、自分自身の運転の危険性についても気づくことができる教育教材です。

 

 

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